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カブドットコム証券の夜間取引市場 vol.2

先日のカブドットコム証券の夜間取引市場 vol.1の続きです。


私は便利になってよかった、と素直に喜んでばかりもいられないと考えています。

それはなぜか。。。


企業の視点、市場の視点、個人投資家の視点で考えてみましょう。


企業の視点

今までは取引時間が終了した後の企業の業績発表やニュースに対しての
株価の反応は翌日に現れていました。


例えば、ある企業についての悪い噂がヤフーの掲示板で書かれたとします。


企業の営業時間内であれば、企業側も事実確認をし、記者会見を行うなどの
迅速な対応が可能です。

また、営業時間終了後でも、これまでは翌日の取引開始前までに
なんらかの対応を行うことで、株価への影響を最小限にすることが可能でした。


ところが、夜間取引が始まると、営業時間の終了後であっても
悪い噂に対する対応を迅速に行う必要があります。

事実を確認できない状態が続くと、掲示板を見た個人投資家は
一斉に売りにまわるかもしれません。

その結果、株価急落ということも考えられます。


市場の視点

先ほどの企業の視点で述べた掲示板での悪い噂などを利用すると、不正に儲けを
狙うことが可能となります。

悪い噂を書き込むことで株価の急落を誘い、安値になったところで買いを入れる。
あるいは、よい噂を書き込むことで株価の急騰を誘い、高値になったところで
売り抜ける、などが考えられます。

もちろん風説の流布となりますので、このような行為は厳禁ですが、
ネット上では噂が噂を呼ぶ、ということがよくあります。

このように市場の信頼性が損なわれると、いずれは淘汰されてしまうでしょう。


個人投資家の視点

日中の市場が終了した後も夜間取引のために気が抜けません。

特に一日で取引を完結させず、短期で売買を行っているような投資家の方は大変です。

掲示板やニュースを夜間取引の時間外にもチェックしていなければ落ち着かない、
などということになりかねません。


以上のように、懸念点も多い夜間取引市場ですが、まだ開始直後です。

初日の取引は残念ながら盛り上がらなかったようです。

しかし、これからどのように育っていくか、また、そこにチャンスがあるのか、
今後も目が離せません。

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